AIエンジニア転職 2026年2月11日

【保存版】未経験からAIエンジニアに転職した人のリアル体験談と成功手順

「プログラミング未経験だけど、AIエンジニアになれるのだろうか」。そんな不安を抱えていませんか。この記事では、実際に未経験からAIエンジニアへの転職を成功させた3人の体験談をもとに、挫折しやすいポイントや具体的な学習ロードマップ、年代別の戦略まで徹底解説します。

未経験からAIエンジニア転職は本当に可能か

結論から言えば、未経験からAIエンジニアへの転職は十分に可能です。経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足するとされており、AI分野の人材需要は特に高い水準が続いています。

ただし、「誰でも簡単に転職できる」という話ではありません。一定期間の学習と、戦略的な転職活動が不可欠です。実際に転職に成功した人たちに共通しているのは、以下の3つの条件を満たしていることです。

転職成功者に共通する3つの条件

  • 1. 最低3ヶ月以上の自主学習を行っている(Python+機械学習の基礎)
  • 2. 実際に手を動かしたポートフォリオを持っている
  • 3. 前職の経験とAIを掛け合わせた強みを言語化できている

重要なポイント

「AIエンジニア」と一口に言っても、機械学習エンジニア、データサイエンティスト、MLOpsエンジニアなど多様な職種があります。未経験者は「データ分析寄り」のポジションから入るのが最も現実的な選択肢です。

AIエンジニアに必要なスキルの全体像については、AIエンジニアに必要なスキルと学習順序で詳しく解説しています。

3人のリアル転職体験談

ここでは、異なるバックグラウンドからAIエンジニアに転職した3人の事例を紹介します。それぞれ前職、学習方法、転職活動の進め方が異なるため、自分に近い境遇の方を参考にしてください。

事例1

Aさん(27歳・元営業職) - 独学6ヶ月で転職成功

文系大卒 / 法人営業4年 / プログラミング未経験

転職前の状況

IT商材の法人営業として4年間勤務。顧客からAI導入の相談を受ける中で、技術側に回りたいと感じるようになった。プログラミング経験はゼロだったが、Excelでのデータ分析は日常的に行っていた。

学習の流れ(6ヶ月)

  • - 月1-2: Progateでpython基礎 → Udemyで機械学習入門
  • - 月3-4: Kaggleのタイタニックコンペに挑戦、scikit-learn習得
  • - 月5: 営業データを使った売上予測モデルをポートフォリオとして作成
  • - 月6: 転職活動開始、15社応募 → 3社面接 → 1社内定

転職結果

転職先

SIer企業のAI部門

年収変化

420万 → 450万円

成功の決め手

「営業経験×AI」という軸を明確にしたこと。面接では技術力だけでなく、顧客のビジネス課題をAIで解決するという提案ができた点が評価された。

事例2

Bさん(32歳・元経理) - スクール活用で転職成功

大卒(経済学部) / 経理7年 / SQL経験あり

転職前の状況

メーカーで経理業務を7年担当。業務でSQLを使ったデータ抽出は行っていたが、プログラミングは未経験。30代で先行き不安を感じ、成長分野であるAI領域への転身を決意。

学習の流れ(8ヶ月)

  • - 月1-3: オンラインスクールでPython+データサイエンス基礎を受講
  • - 月4-5: 財務データを使った異常検知モデルを卒業制作として完成
  • - 月6: G検定を取得し知識を体系化
  • - 月7-8: 転職エージェント2社を利用、20社応募 → 5社面接 → 2社内定

転職結果

転職先

FinTechスタートアップ

年収変化

480万 → 520万円

成功の決め手

経理で培ったドメイン知識が決め手になった。金融データの異常検知というテーマでポートフォリオを作り、「業務課題を理解した上でAIを適用できる人材」として評価された。

事例3

Cさん(38歳・元高校教員) - 1年かけてじっくり転職

理系大卒(数学専攻) / 教員12年 / プログラミング趣味レベル

転職前の状況

高校で数学を12年間教えていた。趣味でPythonを少し触っていた程度。年齢的に最後のチャンスと考え、じっくり準備してからの転職を選択。

学習の流れ(12ヶ月)

  • - 月1-3: 書籍でPythonを本格的に学習、統計学を復習
  • - 月4-6: Courseraで機械学習コース受講、数学的背景を深く理解
  • - 月7-9: Kaggleコンペ3つに参加、E資格の学習も並行
  • - 月10: E資格に合格
  • - 月11-12: 転職活動。エージェント3社利用、30社応募 → 4社面接 → 1社内定

転職結果

転職先

EdTech企業のMLチーム

年収変化

550万 → 500万円(一時減)

成功の決め手

数学の専門性とE資格が大きな武器になった。「教育×AI」の文脈で貢献できると訴求し、EdTech企業から評価された。年収は一時的に下がったが、2年後には650万円まで上昇。

3人に共通するポイント

全員に共通しているのは、前職の知識・経験をAIと掛け合わせたポートフォリオを作成していること、そして転職エージェントを活用していることです。エージェント選びについてはAIエンジニア転職に強いエージェント5選を参考にしてください。

未経験者がつまずく挫折ポイントTOP5

未経験からの転職を目指す方の多くが、同じポイントでつまずきます。事前に知っておくことで、挫折を回避できる確率が大幅に上がります。

1

数学への苦手意識で学習が止まる

線形代数、微積分、確率統計に圧倒されてしまうケースが最も多い挫折パターンです。

対策:最初は数学の理論を完璧に理解しようとせず、scikit-learnなどのライブラリを使って「動かしながら学ぶ」アプローチを取りましょう。理論の深掘りは実務経験を積んでからでも遅くありません。

2

環境構築で時間を浪費する

ローカル環境のPython、CUDA、各種ライブラリの依存関係に悩み、学習以前で詰まってしまう。

対策:Google ColabやKaggle Notebookなどクラウド環境を活用しましょう。環境構築は後から学べますが、最初の段階では「コードを書いて動かす体験」が最も重要です。

3

チュートリアルから抜け出せない

教材の写経はできるが、自分でゼロから何かを作れない「チュートリアル地獄」に陥る。

対策:早い段階でKaggleコンペやオリジナルプロジェクトに取り組みましょう。完璧を求めず「とりあえず動くもの」を作る経験が、実力の壁を突破する鍵です。

4

ポートフォリオのクオリティが低い

Titanicデータセットの分析だけでは、企業にアピールできない。差別化が足りない。

対策:前職の業務データ(または類似のオープンデータ)を使い、実際のビジネス課題を解決するプロジェクトを作りましょう。詳しくはポートフォリオ完全ガイドを参照してください。

5

応募企業の選び方を間違える

いきなり大手テック企業やAI研究職に応募し、全落ちして心が折れてしまう。

対策:未経験者はまず「受託AI開発会社」「AI導入支援企業」「社内AI推進部門」を狙いましょう。実務経験を積んでからステップアップする戦略が現実的です。

6ヶ月学習ロードマップ

未経験からAIエンジニアを目指す方向けに、6ヶ月間の具体的な学習スケジュールを提示します。1日2-3時間の学習時間を前提としています。

月1

Python基礎の習得

  • - Progate/paizaラーニングでPythonの文法を学ぶ
  • - 変数、制御構文、関数、リスト、辞書を理解する
  • - 簡単なスクリプトを自分で書けるようになる

教材: Progate(無料)、paizaラーニング(無料)

月2

データ分析の基礎

  • - NumPy, Pandas, Matplotlibの使い方を習得
  • - CSVデータの読み込み、加工、可視化ができるようになる
  • - 基本的な統計量(平均、中央値、標準偏差)を理解する

教材: Udemy「Python データ分析入門」系コース

月3

機械学習入門

  • - scikit-learnで教師あり学習(分類・回帰)を実装
  • - 代表的なアルゴリズム(線形回帰、決定木、ランダムフォレスト)を理解
  • - データの前処理(欠損値処理、特徴量エンジニアリング)を学ぶ

教材: Udemy、書籍「Pythonではじめる機械学習」

月4

実践力の強化

  • - Kaggleのビギナーコンペに参加する
  • - モデルの評価指標(精度、適合率、再現率、AUC)を理解する
  • - 交差検証やハイパーパラメータ調整を実践する

教材: Kaggle Learn、Kaggle Competitions

月5

ポートフォリオ制作

  • - 前職の業務に関連するテーマでオリジナルプロジェクトを作成
  • - GitHubにコードを公開し、READMEを丁寧に書く
  • - 可能であればStreamlit等でデモアプリを作成する

参考: ポートフォリオ完全ガイド

月6

転職活動の開始

  • - 転職エージェントに登録(AI特化型を含む2-3社)
  • - 職務経歴書に学習成果とポートフォリオを明記する
  • - 面接対策(技術質問+キャリアストーリー)を準備する

参考: 面接でよく聞かれる質問20選

Python学習のより詳しい進め方については、Python独学ロードマップ【完全初心者向け】もあわせてご確認ください。

年代別の転職戦略

年代によって取るべき戦略は異なります。自分の年齢に合ったアプローチを選びましょう。

20代:ポテンシャル採用を最大限活用する

強み

  • - 年齢的にポテンシャル採用の対象
  • - 学習に充てる時間が比較的確保しやすい
  • - 年収ダウンを許容しやすい

推奨戦略

  • - 3-6ヶ月の集中学習で早期転職を狙う
  • - 未経験歓迎の求人に積極的に応募
  • - 第二新卒向けエージェントも活用

目標年収:350万-450万円(入社時)

30代:ドメイン知識×AIで差別化する

強み

  • - 業界知識が武器になる
  • - ビジネススキルを既に持っている
  • - 課題解決力がある

推奨戦略

  • - 前職の業界×AIという軸でポジションを狙う
  • - G検定/E資格で基礎力を証明する
  • - AI特化型エージェントを活用する

目標年収:400万-550万円(入社時)。詳しくは30代未経験のAIエンジニア転職ガイドを参照。

40代:マネジメント経験を強みに変える

強み

  • - マネジメント・リーダーシップ経験
  • - 深い業界知識とネットワーク
  • - プロジェクト推進力

推奨戦略

  • - AIプロジェクトマネージャーを狙う
  • - 社内転職(AI推進部門)を検討する
  • - コンサルティング会社のAI部門も選択肢

目標年収:500万-700万円(入社時)

費用シミュレーション

未経験からAIエンジニアを目指す際にかかる費用を、3つのルート別にシミュレーションしました。

項目 完全独学 独学+単発講座 スクール活用
教材費 5,000-10,000円 30,000-50,000円 含まれる
スクール費 0円 0円 200,000-600,000円
資格取得 13,200円(G検定) 33,000円(E資格) 含まれる場合あり
PC等機材 0-150,000円 0-150,000円 0-150,000円
合計 約2-17万円 約6-23万円 約20-75万円

費用を抑えるコツ

  • - Google Colab(無料)を使えばGPU搭載PCは不要
  • - Udemyはセール時に1,500-2,000円程度で購入可能
  • - 教育訓練給付金の対象スクールなら最大70%が補助される
  • - G検定は独学で十分合格可能

未経験者を受け入れる企業の見分け方

全ての企業が未経験者を歓迎しているわけではありません。以下のチェックポイントで、自分に合った企業を見極めましょう。

狙い目の企業タイプ

  • 受託AI開発会社:様々な業界のプロジェクトに関わるため、未経験でもOJTで育てる文化がある
  • SIerのAI部門:研修制度が整っており、段階的にスキルアップできる環境がある
  • 事業会社のDX/AI推進部門:業界知識が活かせるため、異業種からの転職者を歓迎する傾向

避けた方がよい求人の特徴

  • 「AIエンジニア」の肩書きだが、実態はデータ入力やアノテーション作業
  • 研修期間中の待遇が極端に低い(月給15万円以下など)
  • SES(客先常駐)専門で、AIとは関係ない案件にアサインされる可能性がある

企業選びに迷ったら、AI転職に特化したエージェントに相談するのが最も効率的です。おすすめのエージェントはAIエンジニア転職に強いエージェント5選で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 未経験からAIエンジニアへの転職は本当に可能ですか?

可能です。実際に営業職、事務職、教員など異業種から転職に成功した事例が多数あります。ただし、最低3-6ヶ月の自主学習は必要です。Python・機械学習の基礎とポートフォリオを準備してから転職活動に臨みましょう。

Q. 転職にどのくらいの期間がかかりますか?

学習開始から転職成功まで、平均6ヶ月-1年が目安です。毎日2-3時間の学習で6ヶ月の基礎固め、その後1-3ヶ月の転職活動というスケジュールが現実的です。

Q. プログラミング完全未経験でも大丈夫ですか?

大丈夫です。転職成功者の多くがプログラミング未経験からスタートしています。Progateやpaizaラーニングなど無料教材からPythonの基礎を学び始めましょう。

Q. 未経験からの転職で年収はどのくらい?

未経験1年目の年収は350万-500万円が相場です。2-3年の実務経験で500万-700万円、5年以上で700万-1000万円以上も十分に狙えます。年収の詳細はAIエンジニアの年収と市場動向をご覧ください。

Q. 独学とスクール、どちらがおすすめですか?

目的と予算によります。独学は費用を抑えられますが挫折率が高く、スクールは費用がかかる代わりにカリキュラムと転職サポートが充実しています。予算に余裕があり短期集中したい方はスクール、自分のペースで進めたい方は独学がおすすめです。

まとめ

未経験からAIエンジニアへの転職は、正しい手順を踏めば十分に実現可能です。この記事で紹介した3人の体験談に共通する成功のポイントを改めて整理します。

転職成功のための5ステップ

  1. 1 Python基礎の習得(1-2ヶ月):まずはコードを書ける状態になる
  2. 2 機械学習の実践(2-3ヶ月):scikit-learnやKaggleで実力を磨く
  3. 3 ポートフォリオ作成(1ヶ月):前職×AIのオリジナルプロジェクトを作る
  4. 4 資格取得(任意):G検定やE資格で体系的な知識を証明する
  5. 5 戦略的な転職活動(1-3ヶ月):AI特化型エージェントを活用する

大切なのは、「完璧に準備してから動く」のではなく、「学びながら行動する」姿勢です。まずは今日からPythonの学習を始め、半年後の転職を目標に行動を起こしましょう。

キャリアパスの全体像をつかみたい方は、AIエンジニアのキャリアパス完全ガイドもあわせてご覧ください。

次のステップ

転職活動を始める準備ができたら、AI転職に強いエージェントに相談してみましょう。

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