【2025年】エンジニア就活GitHubポートフォリオの作り方|採用担当に刺さる見せ方
エンジニアへの就職・転職において、GitHubは「技術力の名刺」とも言える存在です。採用担当者はGitHubを見て、コードの品質、開発プロセス、継続的な学習姿勢を判断します。この記事では、採用担当に刺さるGitHubポートフォリオの作り方を徹底解説します。
目次
1. なぜGitHubポートフォリオが重要なのか
GitHubは単なるコード管理ツールではなく、エンジニアとしての実力を証明する場です。採用担当者はGitHubから以下の情報を読み取っています。
採用担当が見るポイント
- コードの品質・可読性
- コミット履歴の質と頻度
- READMEの充実度
- 使用技術の幅と深さ
- 継続的な活動(草の状態)
GitHubで証明できること
- Gitの基本操作ができる
- 自走力がある
- ドキュメント作成能力
- 問題解決のプロセス
- 学習意欲の高さ
ポイント
GitHubにポートフォリオを公開しているという事実そのものが、「自分はGitおよびGitHubの基本的な操作を理解している」ということの証明になります。
2. プロフィールREADMEの作り方
GitHubには「プロフィールREADME」という機能があります。ユーザー名と同じ名前のリポジトリを作成し、README.mdを編集することで、プロフィールページにカスタム紹介文を表示できます。
設定手順
-
1
自分のユーザー名と同じ名前の新しいリポジトリを作成
-
2
「Add a README file」にチェックを入れて作成
-
3
README.mdを編集してプロフィールをカスタマイズ
プロフィールREADMEに含めるべき要素
# Hi, I'm [名前]
## About Me
- [大学/会社] で [専攻/職種] をしています
- [興味のある技術領域] に興味があります
- 現在 [学習中の技術] を学んでいます
## Tech Stack



## GitHub Stats

## Featured Projects
- [プロジェクト名](リンク) - 簡潔な説明
- [プロジェクト名](リンク) - 簡潔な説明
## Contact
- Email: [email protected]
- Twitter: @your_handle
3. 評価されるリポジトリの条件
採用担当者が「この人と一緒に働きたい」と思うリポジトリには、共通する特徴があります。
良いリポジトリの特徴
- READMEが充実している(概要、技術、使い方)
- コードが整理されている(適切なディレクトリ構造)
- コミットメッセージが具体的
- デプロイ済みで実際に動く
- .gitignoreが適切に設定されている
避けるべきリポジトリの特徴
- READMEがない、または空
- 「first commit」「update」だけのコミット
- APIキーやパスワードが公開されている
- node_modulesなどがコミットされている
- チュートリアルのコピーそのまま
4. READMEの書き方テンプレート
採用担当者が最初に見るのがREADMEです。以下のテンプレートを参考に、プロジェクトの魅力を伝えましょう。
# プロジェクト名

## 概要
[1-2文でプロジェクトの目的と特徴を説明]
## デモ
- URL: https://your-app.vercel.app
- テストアカウント: [email protected] / password123
## 技術スタック
- **Frontend**: React, TypeScript, Tailwind CSS
- **Backend**: Node.js, Express, PostgreSQL
- **Infrastructure**: Vercel, Supabase
## 主な機能
- ユーザー認証(JWT)
- CRUD操作
- リアルタイム通知
## 開発背景
[なぜこのアプリを作ったか、どんな課題を解決するか]
## 工夫した点
- [技術的なチャレンジ]
- [UX/UIの工夫]
## インストール方法
```bash
git clone https://github.com/username/repo.git
cd repo
npm install
npm run dev
```
## 今後の展望
- [ ] 機能A の追加
- [ ] パフォーマンス改善
5. コミットメッセージのベストプラクティス
コミット履歴は開発プロセスの「日記」です。採用担当者はここから問題解決能力やコミュニケーション能力を読み取ります。
| NG例 | OK例 |
|---|---|
| fix | Fix login validation error on empty email |
| update | Update user profile to include avatar upload |
| add feature | Add JWT authentication with refresh token |
| fix bug | Fix infinite loop in useEffect dependency array |
コミットメッセージのフォーマット
[種類] + [何を] + [なぜ(任意)]
- Add: 新機能追加
- Fix: バグ修正
- Update: 機能改善
- Refactor: リファクタリング
- Docs: ドキュメント更新
6. GitHub Pagesでポートフォリオサイトを公開
GitHub Pagesを使えば、無料でポートフォリオサイトを公開できます。サーバー不要で、GitHubのgithub.ioドメインで即座に公開可能です。
公開手順
-
1
リポジトリの Settings を開く
-
2
サイドメニューから Pages を選択
-
3
Branch を main に設定して Save
-
4
https://username.github.io/repo-name/ でアクセス可能に
メリット
- 完全無料でホスティング
- カスタムドメインも設定可能
- GitHubにpushするだけで自動デプロイ
- ソースコードとサイトを一緒に提出できる
7. よくある質問
GitHubのプロフィールREADMEとは何ですか?
ユーザー名と同じ名前のリポジトリを作成し、README.mdファイルを編集することで、GitHubプロフィールページにカスタム紹介文を表示できる機能です。自己紹介、スキル、活動統計などを視覚的に表現できます。
READMEには何を書けばいいですか?
プロジェクト概要、インストール手順、使用例、使用技術、スクリーンショット(動作デモ)を含めましょう。採用担当者が「何ができるアプリか」「どう動かすか」をすぐに理解できることが重要です。
コミット履歴はどの程度重要ですか?
非常に重要です。採用担当者はコミット履歴から開発プロセス、コードの進化、問題解決能力を読み取ります。「fix bug」のような曖昧なメッセージではなく、「Add user authentication with JWT」のように具体的なメッセージを心がけましょう。
プライベートリポジトリは評価に影響しますか?
企業側から見えないため、直接的な評価対象にはなりません。ただし、GitHub Pagesでデプロイされたサイトや、Contributionsグラフには反映されます。評価してもらいたいプロジェクトは公開リポジトリにしましょう。
Contributionsグラフ(草)は重要ですか?
継続的な活動の証明として参考にされますが、草を生やすことが目的化しないよう注意。質の高いコードを継続的にコミットすることが本質です。空コミットで草を増やすのは逆効果です。
まとめ
GitHubポートフォリオは、エンジニアとしての技術力と姿勢を証明する最強のツールです。採用担当者に「この人と働きたい」と思わせるために、以下のポイントを押さえましょう。
- プロフィールREADMEで第一印象を演出
- READMEを充実させて「何ができるか」を明確に
- 具体的なコミットメッセージで開発力をアピール
- GitHub Pagesで実際に動くサイトを公開