【速報】Cursor 3完全ガイド|使い方・料金・始め方【2026】
2026年4月2日、AnysphereがCursor 3を公開した。リリースから2週間。触ってみると、これは「エディタのアップデート」ではなく、AIコーディングの作業モデルそのものを書き換える変更だった。
目玉は3つ。Agents Window(並列エージェントを専用画面で動かす)、Cursor Marketplace(MCPやプラグインをワンクリック導入)、Composer 2.0(自社製のフロンティアモデル)。料金プランもPro+ $60、Ultra $200が新設された。
Cursor 2から乗り換えた時間は5分だった。設定もルールファイルも全部そのまま。迷うとしたらプランの選択だけだ。Cursor 3 使い方・料金・乗り換え判断、Claude Codeとの併用まで一気に片付ける。
目次
結論|Cursor 3を3行でまとめると
判断に必要な情報は3行で済む。
Cursor 3の要点(2026年4月時点)
- 変わった点:UIの主役がエディタからAgents Windowへ。並列で複数のAIエージェントを走らせ、結果を比べて採用する作業フローに切り替わった。
- 料金:Pro $20/月は据え置き。上位のPro+ $60/月(クレジット3倍)とUltra $200/月(クレジット20倍+新機能優先)が新設された。年払いは20%引き。
- 乗り換え価値:1日に3回以上エージェントを回す人は即アップグレードでいい。週1-2回の人はPro継続で十分。趣味用途ならHobby(無料)でも新UIは試せる。
ここからは、それぞれの根拠を具体的に書く。
Cursor 3の料金プラン|Hobby〜Ultraまで徹底比較
先に料金表を置く。Cursor 3は2025年6月からクレジット制に切り替わっており、プランごとに月の消費上限が変わる仕組みだ。
| プラン | 月額 | クレジット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Hobby | 無料 | Pro 14日無料トライアル付き | まず触ってみたい人 |
| Pro | $20/月 | 標準(ベースライン) | 週1-2回AIを使う個人開発者 |
| Pro+ | $60/月 | Proの3倍 | 毎日本業でエージェントを回す人 |
| Ultra | $200/月 | Proの20倍+新機能優先 | Agents Windowで5-10並列を常用する人 |
| Teams | $40/ユーザー/月 | Proクレジット+SSO/管理機能 | 5人以上のチーム |
| Enterprise | 要問い合わせ | カスタム | 監査・法務要件のある大企業 |
ここで気になるのがPro+とUltraの立ち位置だ。正直、Pro+ $60はやや中途半端な設計に見える。クレジット消費でいうと、Composer 2.0 Fast($1.50/$7.50)を1日中使うとPro枠は2週間で尽きる。そこでPro+に乗り換えると1ヶ月もつ。ただしAgents Windowで5並列を常用するとPro+でも足りない。そこまで使うならUltraへ、という階段構造になっている。
料金プランの詳細な比較はCursor Composer 2完全ガイドでも触れているが、Cursor 3ではここにAgents Windowの並列コストが乗る。月40時間以上コーディングで使うなら、Pro+以上を前提に予算を組んだほうが事故が少ない。
自分ならどう選ぶか。月20時間未満ならPro。週5日フル稼働ならPro+。複数案件を並列で回すフリーランスや、Figma→実装→テスト→レビューを自動化したい人はUltra一択だ。Hobby無料枠は制限が厳しいので、本気で評価するならPro 14日トライアルを使うべき。
Agents Windowの使い方|並列エージェントの実体験
Cursor 3で一番変わったのはここだ。
Cmd+Shift+P → 「Agents Window」を選ぶと、エディタとは独立した専用ウィンドウが開く。画面を2〜6分割して、それぞれに別のエージェントを走らせる仕組みだ。例えるなら、新人エンジニア5人にそれぞれ違う機能を割り振って、全員の進捗を1画面で並べて見る感覚に近い。
Agents Windowの基本操作
- Cmd+Shift+P(WindowsはCtrl+Shift+P)→ Agents Window
- 右上の「+」で新しいペインを追加
- 各ペインの上部でモデル選択(Composer 2.0 / Claude 4.5 / GPT-5.4)
- タスク入力欄に指示を書く。例:「このリポジトリのREST APIにOpenAPI仕様を追加して」
- 実行後、各ペインで差分を確認 → 良いものだけApply
best-of-N比較が標準装備になった。同じ指示を3モデルに同時投げて、出力を横に並べる。「ChatGPTで作る→Claudeにレビューさせる→Cursorで反映」と3ステップかかっていたフローが、1画面で終わる。Enterを押して結果を待つ時間は消えた。次のボトルネックは読む速度だ。
一方で注意点もある。Ultraで10並列走らせると、月のクレジットが10日で消えた。並列数は「回しっぱなし」ではなく、「人間がレビューできる数」に合わせるのが現実解だ。筆者は3並列で落ち着いている。
関連:Claude Code入門2026でもエージェント操作の考え方を整理している。CLI派の人はこちらも参考になる。
Cursor Marketplaceで何が変わったか
Cursor 3のもう一つの柱がMarketplace。MCPサーバー、カスタムSkill、サブエージェントを「ストア」形式で配布する仕組みだ。
これまでMCPを導入するには、~/.cursor/mcp.jsonを手編集してサーバーのパスを書き、認証トークンを環境変数に入れ、再起動する…という手順が必要だった。Marketplaceでは1クリック。GitHub、Notion、Linear、PostgreSQLなど主要なMCPサーバーが数十種類並んでおり、選んでインストールするだけで使える。
Marketplaceで現在配布されている主なもの(2026年4月時点)
- MCPサーバー:GitHub, Notion, Linear, Figma, PostgreSQL, Supabaseなど100種類以上
- Skills:コードレビュー特化、テスト生成特化、リファクタリング特化など
- Subagents:セキュリティ監査、パフォーマンス分析、ドキュメント生成
- Private Marketplace:Teamsプラン以上で社内専用マーケットを構築可能
便利な反面、増え続けるMCPサーバーをどう選ぶかが次の課題になる。玉石混交で、星の数が少ないサーバーは起動すらしないこともあった。選び方の目安はClaude Code MCPおすすめサーバー完全ガイドにまとめている(Cursor Marketplaceとほぼ同じ基準で選べる)。
Composer 2.0の性能と従量料金
Cursor 3と同時に、自社製のフロンティアモデル Composer 2.0 も解禁された。
特徴は2つ。速度と価格だ。Composer 2.0 Fastは、同じタスク(中規模React コンポーネントのリファクタリング、約2,000行)でClaude 4.5 Sonnetの約1.7倍の速度で応答した。体感だと「Enterキーを押して結果を待つ」から「結果を読む時間がボトルネック」に変わる。
| モデル | 入力 $/M | 出力 $/M | 用途 |
|---|---|---|---|
| Composer 2.0 Standard | $0.50 | $2.50 | 通常のコーディング |
| Composer 2.0 Fast | $1.50 | $7.50 | 大規模・高速応答が必要 |
| Claude 4.5 Sonnet(参考) | $3.00 | $15.00 | 長文生成・複雑な推論 |
| GPT-5.4(参考) | $2.00 | $10.00 | 汎用・ツール呼び出し |
Standardなら、Claude 4.5 Sonnetの約1/6のコストで使える。30万トークン相当のコードベースを1回scanさせても$1行かない。日常の補完・小規模リファクタならStandard、スパゲッティを解きほぐす作業だけFastに切り替える、くらいの使い分けが現実的だ。
ただし精度はまだClaudeに分がある場面がある。特にエッジケースを列挙させるテスト生成や、複雑なドメインロジックを理解させる作業では、Claude 4.5 Sonnetを選びたくなった。価格で割り切れる単純作業はComposer 2.0、思考が必要な場面はClaude、という使い分けに落ち着いている。
Cursor 2からのアップグレード手順
Cursor 2ユーザーの乗り換えは想像より簡単だった。設定ファイルも拡張機能もそのまま引き継がれる。
移行手順(所要5分)
- cursor.com/download から最新版(3.0以降)をダウンロード
- 既存のCursor 2を上書きインストール。設定・ショートカット・認証情報はそのまま
- 初回起動時にAgents Windowのチュートリアルが出る(Skip可)
- 設定 → General → 「Use Agents Window as default」をONにすると起動時に表示される
- 既存のMCP設定は自動でMarketplace形式に変換される。手動で
mcp.jsonを編集していた場合はMarketplaceのUIで再設定した方が安全
注意点が一つ。拡張機能の互換性で、サードパーティ製のAIチャット拡張(Continueなど)は起動時にエラーを吐くことがあった。不要なら無効化、必要ならアップデートを待つのが無難だ。
プロジェクト設定の.cursor/rulesファイルは引き続き有効。Cursorのルール管理についてはCLAUDE.mdと似た考え方で設計されており、詳細はCursor×Claude Code 設定ファイル完全ガイドを参照してほしい。
Claude Code・GitHub Copilot・v0との使い分け
Cursor 3が出たいま、AIコーディングツールの棲み分けが改めて整理されつつある。2週間触った体感をもとに一覧で並べる。
| ツール | 得意 | 向いている用途 | 料金 |
|---|---|---|---|
| Cursor 3 | 並列エージェント、ビジュアルUI | 既存コードの大規模改修、並列タスク | $20〜$200/月 |
| Claude Code | CLI完結、精度 | ターミナル派、CI組み込み | $20〜100/月 |
| GitHub Copilot | IDE統合、Issue駆動 | 既存のGitHubワークフロー重視 | $10〜39/月 |
| v0 by Vercel | プロトタイピング、UI生成 | MVP作成、デザイン→コード | $20〜/月 |
分岐の目安はこうだ。
- 既存プロジェクトの改修がメイン → Cursor 3。Agents Windowで複数の修正を並列で走らせ、結果を見比べる作業が強い
- CIや自動化に組み込みたい → Claude Code。CLIで完結するのでスクリプト化が楽
- GitHub上のIssue対応を自動化したい → GitHub Copilot Coding Agent。Issue→PR自動生成が便利
- ゼロからUIを作る → v0。Cursor 3でも作れるが、UIの即時プレビューはv0の方が速い
自分の場合、8割がCursor 3、2割がClaude Code(バックグラウンド自動化)という配分に落ち着いた。v0はUIのたたき台を作るときだけ。Copilot系は本業のレポジトリが決まっているなら有効だが、個人開発ではCursorに一本化した方がクレジット管理が楽だった。
よくある質問
Q. Cursor 3とCursor 2の一番大きな違いは何ですか?
Agents Windowが標準装備になった点。エディタとは別の専用画面で複数のAIエージェントを並列実行でき、同じ指示を複数モデルに投げて比較するbest-of-Nも1画面で完結する。Composer 2.0という自社製フロンティアモデルも同時に解禁され、Claude 4.5の約1/6のコストで動く。
Q. Cursor 3の無料プランでどこまで使えますか?
Hobby(無料)でAgents Windowとbest-of-N比較は触れる。ただしクレジットは厳しく、1日30分程度で尽きる。本気で評価するならPro($20/月)の14日無料トライアルを使う方が早い。
Q. Pro+ $60とUltra $200、どちらを選ぶべきですか?
月のPro枠を2回以上使い切っている人はPro+。Agents Windowで5-10並列を常用する人はUltra。週5日フルタイムでAIを使うならPro+で9割カバーできる。複数案件を同時進行するフリーランスならUltra一択だ。
Q. Cursor 2からの移行で設定は失われますか?
失われない。上書きインストールで拡張機能・キーバインド・.cursor/rules・MCP設定はすべて引き継がれる。所要5分。ただしContinueなど一部サードパーティAIチャット拡張は互換性エラーで無効化が必要な場合がある。
Q. Composer 2.0は精度的にClaudeの代わりになりますか?
日常の補完・小規模リファクタリングなら代替になる。ただしエッジケース列挙を伴うテスト生成や、複雑なドメインロジックを扱う作業では、Claude 4.5 Sonnetに一歩譲る。単純作業はComposer 2.0 Standard、思考が必要な場面はClaude、という使い分けが現時点で落としどころ。
Q. Claude CodeやGitHub Copilotと比べてCursor 3の強みは?
並列エージェント実行とビジュアル比較だ。Claude CodeはCLI特化でCI組み込みに強く、GitHub Copilot Coding AgentはIssue駆動の非同期実行に強い。ただし複数の実装案を目で見比べて選ぶワークフローは、Cursor 3が現時点で最もスムーズだ。
まとめ|自分ならこう使う
作業モデルが変わった。Cursor 3は「エディタで書く」から「エージェントを管理する」への移行を、初めて一つの製品として完成させた。
自分なら、まずPro 14日トライアルでAgents Windowとbest-of-N比較を試す。1日3回以上エージェントを回す日が続いたらPro+ $60にアップグレード。5並列以上を常用する段階になったらUltra $200、という階段で上がっていく。
逆に「たまに補完が効けば十分」なら、わざわざ3に乗り換える必要はない。Cursor 2のUIを踏襲したモードも残っているので、Agents Windowを無効化して従来通り使うのもアリだ。
半年後、今ここで選んだモデルは確実に陳腐化する。それでもCursor 3をメインに据える理由は一つ。Agents Windowのワークフローがモデルに依存していない点だ。Claude Mythosが出てもAntigravityが出ても、並列で走らせて比べる手癖はそのまま使える。用途別にClaude CodeやGoogle Antigravityを挿し替えればいい。
cursor.com/download から3.0を入れて、Cmd+Shift+P → Agents Windowを開く。最初のタスクは「このファイルのTODOコメントを全部消してリファクタリング」で十分だ。3並列を走らせると、Pro枠のクレジット感覚が体に染みる。
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