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【2025年最新】Claude Code CLIの使い方完全ガイド|インストールから実践まで

読了時間: 約12分

Claude Codeは、AnthropicのAIアシスタント「Claude」をターミナルから直接利用できるエージェント型コーディングツールです。ブラウザでのチャットではなく、CLIで動作するため、開発フローに自然に組み込めます。

この記事では、Claude Code CLIのインストール方法から基本的な使い方、実践的なワークフローまでを初心者向けに解説します。2025年の最新情報に基づいて、コマンド一覧や料金体系も網羅しています。

1. Claude Code CLIとは?

Claude Codeは、ターミナル上で動作するAIペアプログラマーです。従来のChatGPTやClaude.aiのようなWebベースのUIではなく、コマンドラインインターフェース(CLI)として動作します。

Claude Codeの主な特徴

  • プロジェクト全体を自動スキャンしてコードベースを理解
  • ファイルの編集、作成、削除を自律的に実行
  • Git操作(コミット、PR作成)を自動化
  • テスト実行やリンティングも対応
  • 複数ファイルにまたがるリファクタリング

GitHub Copilotがリアルタイムのコード補完に特化しているのに対し、Claude Codeはより広範な開発タスクを自律的に実行できる「エージェント」として設計されています。

2. システム要件と事前準備

対応OS

  • macOS: 10.15(Catalina)以降
  • Linux: Ubuntu 20.04+ / Debian 10+
  • Windows: Windows 10以降(WSL 1/2 または Git Bash経由)

ハードウェア要件

  • メモリ: 4GB以上
  • インターネット接続(必須)

事前に必要なもの

項目 詳細
Anthropicアカウント claude.aiまたはconsole.anthropic.comで登録
有効な課金設定 Claude Pro(月額$20)またはAPI従量課金
Node.js(npm経由の場合) バージョン18以上

3. インストール方法(3つの選択肢)

方法1: ネイティブインストール(推奨)

最も簡単で推奨される方法です。

macOS / Linux / WSL:

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows PowerShell:

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

方法2: Homebrew(macOS)

brew install --cask claude-code

方法3: npm

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

注意

sudo npm install -g は使用しないでください。パーミッションの問題やセキュリティリスクにつながる可能性があります。

インストール確認

claude --version

バージョン番号が表示されればインストール成功です。

4. 認証とセットアップ

インストール後、初回起動時に認証が必要です。

認証方法の選択肢

方法 対象 特徴
Claude Pro/Max 個人ユーザー 月額サブスクリプション、シンプル
API(Console) 開発者 従量課金、事前クレジット購入
Enterprise 企業 Bedrock/Vertex AI連携

初回セットアップ手順

# プロジェクトディレクトリで起動
cd /path/to/your/project
claude

初回起動時にブラウザが開き、Anthropicアカウントでの認証を求められます。認証が完了すると、ターミナルでClaude Codeが利用可能になります。

5. 基本コマンド一覧

起動コマンド

コマンド 説明
claude インタラクティブセッションを開始
claude "タスク" 単発タスクを実行
claude -p "クエリ" クエリ実行後に終了(パイプ向け)
claude -c 最新の会話を続行
claude commit Gitコミットを自動作成

セッション内コマンド

コマンド 説明
/help ヘルプを表示
/rename セッション名 セッションに名前を付ける
/config 設定を変更
exit セッションを終了

便利なCLIフラグ

# モデルを指定
claude --model opus

# 詳細ログを表示
claude --verbose

# プランモード(読み取り専用で分析)
claude --permission-mode plan

6. 実践的なワークフロー

ワークフロー1: コードベース分析

cd /path/to/project
claude
> このプロジェクトは何をしていますか?
> メインのエントリーポイントを教えて
> 認証はどのように処理されている?

ワークフロー2: バグ修正

claude
> npm test でエラーが出ています。原因を調べて修正してください
# Claude がファイルを検索 → 修正案を提示 → 承認を求める

ワークフロー3: 機能追加

claude
> ユーザー登録フォームにバリデーションを追加して
> メールアドレスの形式チェックと、パスワードの強度チェックをお願いします

ワークフロー4: PR作成

claude
> 今日の変更内容をまとめてPull Requestを作成して

ベストプラクティス

  • 具体的な指示を心がける(「バグを直して」より「ログイン画面のバリデーションエラーを修正」)
  • まず理解を求め、その後で変更を依頼する
  • セッションに名前をつけて後から再開しやすくする

7. 料金体系

Claude Code自体のインストールは無料ですが、使用にはAnthropicへの課金が必要です。

プラン 料金 特徴
Claude Pro $20/月 月間使用量制限あり、個人向け
Claude Max $100-200/月 より多くの使用量、ビジネス向け
API従量課金 使用量による 入力/出力トークンごとに課金

一般的な開発作業であれば、Claude Pro(月額$20)で十分な使用量が確保されています。ヘビーユーザーや企業にはMaxプランやAPI従量課金がおすすめです。

8. よくある質問(FAQ)

Q. Claude Codeは無料で使えますか?

インストールは無料ですが、使用にはClaude Pro(月額20ドル)またはAPI従量課金が必要です。Proプランでは一般的な開発作業に十分な月間使用量が提供されています。

Q. WindowsでClaude Codeは使えますか?

はい、Windows 10以降でWSL(Windows Subsystem for Linux)またはGit Bashを使用することで利用可能です。PowerShellからのネイティブインストールにも対応しています。

Q. VSCodeと連携できますか?

はい、「Claude Code for VSCode」拡張機能をインストールすることで、VSCode内から直接利用できます。ターミナルを開かずにエディタ内で完結した開発が可能です。

Q. GitHub Copilotとの違いは?

Copilotはリアルタイムのコード補完が中心ですが、Claude Codeはコードベース分析、リファクタリング、Git操作、PR作成など、より広範な開発タスクを自律的に実行できるエージェント型ツールです。

Q. どのプログラミング言語に対応していますか?

言語に依存しないため、Python、JavaScript、TypeScript、Go、Rust、Java、C++など主要な言語すべてに対応しています。フレームワークやライブラリの理解も可能です。

9. まとめ

Claude Code CLIのポイント

  • 1. ターミナルで動作するAIペアプログラマー
  • 2. ネイティブインストール、Homebrew、npmの3つの方法でインストール可能
  • 3. コードベース分析、バグ修正、リファクタリング、Git操作を自動化
  • 4. Claude Pro(月額$20)から利用可能
  • 5. VSCode拡張機能との連携も可能

Claude Codeは、AIを活用した開発効率化の最前線にあるツールです。特に、コードベースの理解や複数ファイルにまたがる変更など、従来のコード補完ツールでは難しかったタスクを自然言語で依頼できる点が革新的です。

まずは無料でインストールして、小さなプロジェクトで試してみることをおすすめします。開発ワークフローが大きく変わる可能性を秘めています。

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