【2025年】サイボウズ新卒面接対策|よく聞かれる質問と内定者の回答例
「チームワークあふれる社会を創る」という理念で知られるサイボウズ。働き方改革の先駆者として人気の高い企業ですが、選考倍率は約14倍と狭き門です。この記事では、サイボウズの新卒面接でよく聞かれる質問と対策、内定者の回答例を詳しく解説します。
1. サイボウズの選考概要
サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」という理念のもと、グループウェア「kintone」「Garoon」「サイボウズOffice」などを開発・販売している企業です。
選考データ(2025年卒)
採用人数: 約30名/年
採用倍率: 約14倍
ES通過率: 79%
一次面接通過率: 28%
注目ポイント
サイボウズの選考では筆記試験がありません。テストで分かる能力よりも、実際に対話をして社風と合っているか、自社で活躍できる人材であるかを判断しています。
2. 選考フロー
エントリーシート提出
通過率79%。志望動機、ガクチカ、自己PRが中心
一次面接(オンライン)
通過率28%。ESの深掘り、人柄の確認が中心
二次面接
志望度、キャリアビジョン、チームでの働き方を確認
最終面接
役員面接。サイボウズへの理解度と熱意を確認
内定
3. よく聞かれる質問と回答例
Q1. なぜサイボウズを志望するのですか?
最頻出質問。競合他社(Slack、Notion、Microsoft365など)との違いを理解した上で回答しましょう。
回答例
「チームワークを軸にしたプロダクト開発に惹かれました。単なるツール提供ではなく、kintoneのようにユーザー自身がカスタマイズできる柔軟性は、真のチームワーク支援だと感じています。また、御社の『公明正大』という価値観に共感し、オープンな社風で自分の意見を言いながら成長したいと考えています。」
Q2. 学生時代に力を入れたことは何ですか?
チームでの経験を通じて、協調性やリーダーシップをアピールしましょう。
回答例
「ハッカソンでのチームリーダー経験です。異なるスキルを持つ4人のメンバーを束ね、各自の強みを活かした役割分担で72時間の開発に挑みました。意見の対立もありましたが、定期的な進捗共有とオープンな議論で乗り越え、最終的に審査員特別賞を受賞しました。」
Q3. チームの中ではどんなタイプですか?
サイボウズはチームワークを重視。具体的なエピソードとともに回答しましょう。
回答例
「私は『調整役』タイプです。ゼミのグループワークでは、メンバー間の意見を整理し、全員が納得できる結論に導く役割を担うことが多かったです。ただリーダーシップを取るというより、各メンバーの意見を引き出し、チーム全体のパフォーマンスを最大化することを意識しています。」
Q4. なぜIT業界・SaaSなのですか?
IT業界の中でも「なぜSaaS」「なぜBtoB」かを論理的に説明しましょう。
回答例
「SaaSは継続的にユーザーと向き合い、プロダクトを改善し続けるビジネスモデルに魅力を感じています。売り切りではなく、お客様の課題解決に長期的に伴走できる点が、自分のやりがいに繋がると考えています。」
Q5. 入社後にやりたいことは?
具体的なビジョンを持ち、サイボウズの事業と結びつけて説明しましょう。
回答例
「まずはkintoneのセールスとして、お客様の業務課題を深く理解し、最適なソリューションを提案したいです。その後はカスタマーサクセスやプロダクト開発にも挑戦し、お客様の声をプロダクトに反映させる橋渡し役になりたいと考えています。」
4. 面接突破のポイント
1. 企業理念への共感を示す
「チームワークあふれる社会を創る」という理念に本気で共感していることを伝えましょう。表面的な理解ではなく、自分の経験と結びつけて語ることが大切です。
2. 「公明正大」を体現する
サイボウズは嘘をつかない、オープンな文化を重視します。弱みや質問にわからないことがあれば、無理に話を作らず素直に伝えましょう。
3. 競合他社との違いを理解する
Slack、Notion、Microsoft365などとの違いを明確に説明できるようにしましょう。「なぜサイボウズなのか」は必ず聞かれます。
4. プロダクトを実際に使ってみる
kintoneは無料トライアルが可能です。実際に使った感想や改善提案ができると、高評価に繋がります。
5. 面接官を将来の同僚として見る
内定者のアドバイスとして「面接官を将来の同僚だと思って会話を楽しむ」という声があります。緊張しすぎず、自然体で臨みましょう。
5. サイボウズの企業文化を理解する
面接で評価されるためには、サイボウズの企業文化を深く理解することが不可欠です。
公明正大
嘘をつかない、隠し事をしないオープンな姿勢。社内の情報は原則公開されています。
自立と議論
一人ひとりが自立して考え、建設的な議論を通じて意思決定を行います。
100人100通り
働き方の多様性を尊重。リモートワーク、副業、時短勤務など柔軟な働き方が可能です。
質問責任・説明責任
わからないことは質問する責任があり、決定事項は説明する責任があります。
6. よくある質問
サイボウズの選考倍率はどのくらいですか?
採用人数は例年30人前後で、採用倍率は約14倍です。ES通過率は79%ですが、一次面接の通過率は28%と厳しく、面接対策が重要になります。
サイボウズに学歴フィルターはありますか?
応募条件で学歴は一切問われておらず、学歴フィルターはほとんどないと言えます。サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」という理念に共感できるかを重視しています。
サイボウズの面接で最も重要なポイントは何ですか?
「なぜサイボウズなのか」を明確に説明できることです。kintone、Garoon、サイボウズOfficeなど製品理解を深め、競合他社(Slack、Notionなど)との違いを説明できるようにしましょう。
サイボウズの面接回数は何回ですか?
職種によって多少のばらつきはありますが、基本的には3〜4回の個人面接を実施しています。筆記試験はありません。
サイボウズの社風はどのようなものですか?
「公明正大」「自立と議論」を重視するオープンな社風です。100人100通りの働き方を推奨しており、リモートワークや副業も認められています。嘘をつかず、素直に自分の考えを伝えることが求められます。
まとめ
サイボウズの面接は、スキルよりも「人柄」と「理念への共感」が重視されます。一次面接の通過率28%という厳しい数字を突破するために、以下のポイントを押さえましょう。
- 「なぜサイボウズなのか」を競合比較を交えて説明
- 「公明正大」を体現し、素直に自分を表現する
- プロダクト(kintone等)を実際に使って理解を深める